南関をやっている以上、必ず一度はお世話になる、冨田藤男大先生が、6月3日をもって引退なされました。
大先生と敬称をつけるのは、的場文男大先生と、冨田藤男大先生のみ。
俺は大先生に、馬とは何か、競馬とは何か、を教えてもらった気がします。
通算成績15937戦460勝。通算勝率2.9%。今年は勝率0.5%。昨年10勝したのに、今季はまだ1勝。どうも元気がないと思ったら、息子が調教師に。そして、突然の別れ。
冨田に泣いた人は大量にいるでしょう。1日にどこかに必ずいる冨田。いないと不安になる冨田。突然走る冨田。
名言として、『4回叩いたが、まだ叩き足りない』、叩き3走目での『馬にやる気が戻らない』、前走はドンケツをいっぱいいっぱいの追走『前走は見どころのある競馬だった』、叩き4走目での『追い切りが足りない』、折笠⇒秋元の時『新味を出してくれそう』、『8連闘が限界』…
数々の名言とともに、日本を代表する調教師が競馬場を去る。
俺はまだ冨田馬をまったく理解していない。過去、幾人もの南関中毒者が冨田馬好走タイミングの解読に挑んだものの、結局不明。
文男を使った時、バンテージが取れてれば…という時も走らない時が多々あり。たまに秋元で謎のタイミングで走ったり、ジョージでS5だったり。
ああ冨田、辞めないで藤男。
折笠は吉田厩舎で、また厩務員としての仕事をこなすのだろう。まだ折笠重賞獲ってないぞ。折笠重賞獲るまで辞めないで…あと300年は掛かりそうだけど…
『浦和の名物はキュウリと冨田』…これで冨田農場は閉場か。折笠、キュウリの生産が滞ってるぞ。
浦和の名物、南関の宝である冨田藤男がいないのは大きい。
藤男、お疲れ様。
俺は冨田厩舎、冨田藤男という男を忘れない。
ラベル:冨田藤男引退 冨田は永遠に不滅です
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1980年代初頭3年間お世話になった厩舎でした。
よく出走手当で稼がしてもらいました。
当時の知り合いの厩務員、亡くなってる方も多いだろうな。
もう40年近い昔のことだし。
テキには夜遊びばかりしていて、よく怒られたのは、いい思い出です。