2016年08月10日

超私的南関騎手レビュー2016part1


ボア・ノイチ!

リオデジャネイロからこんばんは。

現在のリオデジャネイロは雨。気温は18℃。リオデジャネイロオリンピックも6日目。

ゲートボール日本代表として、精一杯、東ティモール代表と戦ってきます。



そんな今日は、水曜の浦和を更新しなかったお詫びも兼ねて、前からちょいちょい書き足していたものを更新しようかと。


題して『超私的南関騎手レビュー2016』


そもそも、とある人に『南関の騎手の特徴を書いてくれないか』と言われたのがきっかけなんですけどね。
面倒くさがりの佐藤さんは『いやですぅ、面倒くさいですぅ』と答えるわけですね。

『クレープやるから。適当でいいから。』
『書かせていただきますぅ』


こんな感じの流れにより、また買収されてしまった。
クレープ程度で釣られた自分が情けない。


そもそも騎手へのイメージは人それぞれなわけで、使い方や特徴も感じ方は人それぞれ。

読まれた方の中には違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、365日南関全レースそれなりに考えて、それなりに見て、それなりに研究している佐藤さんなりに、ダラダラと、明日絶対使えない話も交えながら書いていこうかなと。


本当に明日使えない話を盛り込んでいますが、そういう面を含めて見たいという方がなぜか多かったので、数人ピックアップして更新に至りました。


読んでもいいよ、というお暇な方は、参考程度に読み流してください。




的場文男

通称…歩く奇跡、重要無形文化財、59歳地球が生んだ奇跡、霊長類が生んだ奇跡、人間国宝、ファンタジー・パンチパーマなど。愛妻家。

数々の伝説を残す、日本が宇宙に誇るスーパージョッキー。


馬に蹴られて入院しようが、数日でゴルフ。
最終で落馬して救急車で病院に運ばれるも、5時間後に調教一番乗り。
折れた歯を全部一気に引き抜こうとして、命に関わると医者が止める…
鋼鉄製の身体とド迫力のアクション。もはや歩く世界遺産。

数々の常識をぶち壊し、通算6900勝を超えた今も、59歳にして31年連続年間100勝以上。
誕生日の9月7日は天皇誕生日と親しまれており、熱狂的的場文男ファンは勝手に国民の祝日と制定、仕事を休む。


東京ダービーを勝てないことでも有名。今年、騎乗予定だったナイキストが東京ダービーを熱発で回避したことで、35度目の挑戦も夢はかなわなかった。

そんな的場文男東京ダービー未勝利は大井競馬場七不思議と言われる。
ちなみに大井競馬場七不思議を全部知る者はいない。
文男のダービー未勝利、4コーナーの猫の数、そして七不思議が本当に七つあるのか。
筆者もこの3つしか知らない。


基本的に先行派。それまでズブく差しに回していた馬が突然先行馬に変わることもままある。昨年秋、それまで国営で中距離の差し馬だったアゼリアが転入初戦、1200に短縮してきた際、的場文男閣下の愛のムチに応え突如先行したことは記憶に新しい。

4コーナーでは基本的に内を好むタイプ。最近はラチ沿いではなく2、3頭目を使う場合が多いものの、基本は内。
大井の4コーナーの内ラチ沿いは文男の住所。
宛先『東京都品川区勝島2-1-2-大井競馬場4コーナーラチ沿い 的場文男様』
で年賀状を送ると文男に届く。
そういう都市伝説があると、以前、俺が言っていた。

『愛のムチ』『闘魂注入』と呼ばれる文男独特の騎乗により、過去に数々の競馬を放棄した生き物を再生してきた。いわゆる『的場文男再生工場』。
競馬を投げてただの不良と化したファジュルに闘魂注入、競走馬に戻した『ファジュル作戦』はあまりにも有名。
その愛のムチは数々の生物学の常識もぶち壊し、今年に入っても闘魂注入したガーニーフラップがその後飼い食いが良くなるなど、摩訶不思議な出来事が発生している。

返し馬を入念に行うことでも知られ、筆者が文男の園田遠征を応援しに行った際、返し馬で園田のコースを4周し、結果馬がバテて馬券にならないという事例があったことは内緒にしておこう。


外伸び馬場で内の馬がみんな沈む中、文男だけは沈まず残るという事例も多々。
内が死んでも文男は死なない、馬はバテても文男はバテないなど、常識を超越している。


日常的に常識を超越していることでも有名。
コロッケのことをコロケツ、フライドポテトのことをフライドポトテと呼ぶなど、いわゆる『文男語(文男誤とも)』を操る。かわいい。

川崎競馬場の七夕の短冊に『今年もよろしく願いします』とあいさつ書いちゃうあたりかわいい。
七夕の意味あまり理解してなくてかわいい。
そもそも『お』が抜けてるあたりかわいい。

愛妻家で休日は平和島のスパに仲良く夫婦で通い、ママ手作りカレーが大好き。かわいい。
カレー好きはあまりにも有名。一時期週6でカレーを食べていたとされる時期、なぜバーモンドカレーのCMが文男ではなく嵐なのか、筆者は理解し難かった。
ちなみにバナナジュースも好物。週7、毎日飲んでいる。かわいい。


そんな愛すべきキャラクターの的場文男閣下も先日サンタアニタトロフィーを同志・小久保将軍に漢の仕上げを施されたリアライズリンクスで勝利。59歳10ヶ月27日の重賞勝利はもちろん日本記録。また常識を壊した。


文男が非常識なのではない。常識が文男に追いついていないのだ





金子正彦

牡。
53歳。
趣味昼寝。
あだ名はマーちゃん。
好きなものは酒。
一番好きなビールはアサヒィスゥパァドゥルァァァァイ。


川崎が世界に誇る猫。ジャパニーズ・ショートヘア。
川崎のニャンチュウ。
猫背で有名。好調な日は猫背の角度がいつもより鈍角に近くなる。気がする。
筆者は一度分度器を川崎競馬場に持ち込んだことがある(実話)


川崎の名物としてもお馴染み。
得意戦法は追い込み。『追い抜かれるのが嫌い』とのこと。
よって追い込み届かず3、4着がとにかく多い。いわゆる金子のおっ3。

大体のレースで最後方か、後ろから2番目。大体後ろには折笠しかいない。この一帯は『金子ゾーン』、『金子サンクチュアリ』とも呼ばれ、テニスの王子様で言う手塚ゾーン同様、必殺技。
大体来ない。

ファンももう諦めており、予想屋も金子が乗っているという理由で下げる。
扱いが通算1000勝以上している東京ダービージョッキーとは思えない。
なお筆者も同等の扱いをしている模様。


ただ筆者の金子好きは一部で有名。当ブログ、twitterではよくネタになる。
東京ダービー、サイレントスタメンの大外一気は過去の栄光(あの日も差し馬場)。
昨年5月27日行田市観光協会会長賞、アクアウィズで上がり2位の末脚を駆使、1着から1.5差の9着に終わり何もないなど、競馬ではない、何か違うスポーツをしている。


ごくたまに『ネコババ』と呼ばれる金子専用馬場が出現することがあり、その時だけ飛んでくる。金子正彦に虎の魂が乗り移った瞬間である。大体こういうことを書くと、言い過ぎた感が残る。

そもそも、年々ネコババになる日が少なくなっており、金子の猫カフェ移籍が近づいているのでは、と俺の中でウワサ。

まったく関係ないが、例年七夕の短冊になると『元気で平和が一番ですね!』とトーンが快活になる理由がよく分からない。


猫と金子は呼んでも来ない





中野省吾

天才。ザ・天才。まず間違いなく言えるのは、今のこの国の若手で最も巧い。

それこそ7年前、普段お世話になってる先輩たちが知り合いということもあり、デビューしてちょっと、まだ通算10勝ちょっとの時から応援してる。
2年目の時点ですでに上手かった。同期の小杉より全然上手いのに、当時は小杉のほうがチャンスが多かった時代。明らかに変わったのは3年目の高知の新人王制覇後。あれからもう5年経つのか。

ズバ抜けたスタートセンス、そして考えられた位置取り、動き方。言い方を変えれば、乗り方がエロい。
ゲートが決まるから作戦の選択肢が多い。


Twitterで『中野省吾 天才』で検索すると、3年半くらい前からそんなことを言ってる人たちがいる。
当時いたカオカオマカオーの乗り方があまりに芸術的で感動の涙を流したのもこの頃。

よく、馬場を前残り、差し有利だけで分ける人がいるけど、南関はこれだけだと戦えない。直線どこが重いか、コーナーは重いか、どこのコーナーが重いか、そこまで考えて馬場読み。
中野省吾選手はこれが圧倒的に上手い。開催初日の6レースあたりですでに馬場を掴んでいる。怖い。

去年埼玉新聞栄冠賞でカキツバタロイヤルが勝ったけど、あれ。あの乗り方。あれが『馬場を掴んでいる乗り方』。ラチ沿いとの距離感見てるだけで感動する。
カキツバタロイヤルみたいな操作性高い馬に乗せるとマジシャン級。今年の金盃、大外16番のカキツバタロイヤルがスタート直後の3コーナーに入る前にすでにラチ沿いにいたのは記憶に新しいよね。


これに加えて、脚の使いどころが難しい馬に乗せても素晴らしい。最近だとタケノスウォード、バレンタインカラー。メリハリ付けて乗れるのがいい。

タケノスウォードのように道中溜め方が難しい馬、そしてバレンタインカラーのように直線で使える脚に限りがある馬。この手の馬が回ってきた瞬間、もう◎打っちゃうよね。バレンタインカラーが今B3走ってるのは間違いなく中野省吾選手のおかげ。省吾乗ってなかったらまだC2だと思う。


去年夏にスカイラッシュが川崎短縮した時、テン乗りで省吾。どう考えても手が合いそうだった。
予想以上だった。エロスを感じた。
これと、秋の大森賞のバレンタインカラー。ここらへんは中野省吾がなぜ評価されてるのかをよく表していると思う。

もちろん1番人気でできる騎乗とも言いにくい。それでも馬の質が上がって人気馬の乗り方も安定してきている印象を受ける。何より直線まで待てるのがいい。
逆に省吾がミスった時は見ていて分かる時がある。そんなに多くない分目立つ。本人も満足していないみたいだし、更に上のステージの馬場読み、乗り方を見せてくれそう。


副業もやったり、色々アクティブな人なんだけど、たまによく分からない時がある。
例えば川崎の七夕の短冊の願い事。

7年前:ファンがいっぱいできますように→新人だからね。初々しいね。
4年前:おなかいっぱい食べる→まあね、減量あるだろうしね、気持ちは分かるね。
3年前:えー!じゃなくてYeah!→ごめんちょっと日本語でお願いします


えー!じゃなくてYeah!



そろそろ真面目に書かないとただダラダラと文章が長くなるだけだ…



瀧川寿希也

川崎の次代のエース。
中野省吾選手の異次元とも言える域にはまだ…と思えるものの、馬場読みに関しては南関トップ3に入ってくる。それくらい馬場の縦読みが上手い。
デビュー当初は馬場考えてない感じの乗り方ではあった。何が影響したのか()、馬場を考えるようになってから飛躍的に伸びた。

勝率、複勝率共に数字上昨年より今年は良くない。数字上は。
唸らされる騎乗は今年も多い。先月のソーホワットで勝ったレース、今月だと先日ウォルフラムで勝ったレース、アサクラで勝ったレース。

ウォルフラムで勝ったレースがいかにもジュキヤらしい。テン乗りでの反省を生かし、2度目で結果を出す。この人は学習能力が大変高い。
若手らしくというか、積極的に乗ってくれる分こちらとしても悔いが残りにくい。

もちろん早仕掛けや競り合いで垂れていくことはあるし、ここらへんに関してはまだ成長の余地がある。
それでもロベルトやデピュティミニスター系に乗った時の成績がいいように、切れ味のちょっと足りない馬を間に合わせる乗り方ができる。
そして川崎のインの使い方が上手い。これは川崎所属としては大きなアドバンテージ。

ソーホワットで勝った先月のレースも、動くタイミングが完璧だったように、馬場の良し悪しを深く考える、数字では判断できない、見て納得できるタイプ。

数ヵ月前から追い方が更に変わった感。色々試しているところもあると思う。何よりまだ21。将来川崎のエースになれる。



楢崎功祐

馬場読み大井代表。恐妻家。

この人の素晴らしい点は馬場読みの上手さに加え、コーナーワーク。福山で乗ってたこともあるのか、コーナーで膨れない。川崎の内の使い方に関しては川崎の騎手より巧い。
2ヶ月前川崎・水無月特別でトンドゥアモールに乗って3着になったけど、あの時の向正面からが楢崎らしい。

それに加えて柔軟性。どの脚質だとダメとかそういうのがない。コーナーワークが上手いから直線もずっと内にこだわるというわけでもなく、馬場に合わせて動かせる。逃げはダメ、でも外2はいい、イン3もいい、ここらへんまで考えるタイプ。頼りになる。

乗り馬の質、そして動き方からどうしても勝ち切れない場合が多くなるものの、それは個人的にはありがたい()
もちろん勝ち星が増えないことで評価が上がりにくいタイプ感はある。
それでも楢崎を頼りにしているファンは本当に多い。



真島大輔

手足の長さを活かした追い方と、背が高いことで軽い斤量に乗れないのが特徴の真島。
TCKの騎手プロフィールで得意戦法が逃げ、先行、差し、追込と書いてあるけど、全部得意だったらもう大井のリーディング獲ってるでしょあなた。

真島最大の特徴は、仕掛けの早さ。他の騎手よりツーテンポは早い。
こういう特性が生きるのは、4角が軽い時の大井など。4角で勝負決める馬場は真島馬場。
つまり先行した時が一番持ち味が生きる。差し競馬を敢行した場合、直線が重いと仕掛けが早い分最後甘くなる。この細かい出し入れが真島の使い方の難しさであり、面白さ。

基本的に上手い。フツーに折り合えるし、早めに動いてほしい血統にテン乗りで真島と書いてあると買いたくなるよね。
割と好みが分かれるタイプでもありそう。特定厩舎(例えば椎名)と抜群に相性良かったりするのもそれがありそう。

某イベントの日、トラックに乗った時の真島は満面の笑みだった。騎手ではなく、たぶんトラック運転手が天職なんだと思う。


すっとばしたり、爆ぜたりしているのは真島(まじま)。
大井で、早仕掛けからラスト垂れるのは真島(ましま)。


これテストに出るぞー。




矢野貴之

近年の大井で一気にトップジョッキーの仲間入りを果たしたイケメン。
成績が上がるにつれ、子どもの数も増えていくイケメン。

誰とは言わないけど、施術師呼んだりコンビニ行ってた益田の種馬がいないことも確かにこの成績向上に関わっている。
でも種馬不在の期間外にすでに成績が伸び始めていたように、根本的に近年上手くなってきた。

この人の最大の強調点はメリハリ。コーナーでギリギリまで我慢、直線でドカン。
コーナーが重くなる冬など、この乗り方がハマる場合は結構多い。そういう意味では馬場が矢野ちゃんに向いている時も多々ある。

安易に4コーナーで外を回さないタイプ。どちらかというと内を使いたがる。直線はそこまで内にこだわらない。馬場に合わせて柔軟。
直線、内外フラットの時に内に行く傾向が少しある。勢いがそがれる場合があるだけに、こういう日の矢野ちゃんは少々買い辛い。

4角まで、ギリギリまで待つことが多々あることで、『矢野ちゃん専用馬』ができやすい。矢野ちゃんで成績いい馬が他の騎手で良くないという例は結構多め。
早めに動かしたほうがいい馬で直線伸びが甘かったりする時ももちろんある。そういう馬に前述の真島が乗ったら爆ぜる。

この出し入れが一番大事。
昨年成績より数字が良くないものの、それは数字上であって、やってることはそこまで変わってないと思う。
どうしても馬場の相性がある乗り方。そしてマークが厳しくなったこともありそう。
大井以外の3場での乗り方だけなら更に良くなっているし、普段大変お世話になっている人が熱狂的矢野ファンということも踏まえ、頑張ってほしい騎手の一人でもある。


もぉ、矢野んー…




おふざけ入れ過ぎて文章が長くなりすぎました。

まさかのpart2突入です。


part2 http://ouma-keiba.seesaa.net/article/440913499.html

でお会いしましょう。
posted by cris at 22:07| Comment(2) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しくブログ拝見させていただいてます。
ほんとに的場騎手が好きなんですね。
同じ的場騎手好きとしてダービー制覇まで見届けていきたいですね!アラブダービーしか見たことがありませんで…
Posted by 宝来社 at 2016年08月10日 22:39

いつもありがとうございます!

文男が全て、文男の東京ダービー制覇のために毎日競馬をし続けていると言っても過言ではないですからね…
アラブダービーネタも書こうとは思ったのですが、毎回このネタは書いていて悲しい気持ちになるのでやめましたw
Posted by ワタル at 2016年08月11日 03:17
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