2017年02月28日

北米トレーニングセールのススメ


どうもこんばんは。

また明日使えない、あさっても使えない話の時間です。

来月までなかなかシンドい日程。早く3月末になってほしいところ。



そんな感じで。

花粉が厳しい時期になってきました。目がかゆい、ティッシュの消費量が多くなる…

僕、東京に出てきてから花粉症になったんですよね。周りが山に囲まれた山形ではまったくそんなことなかったのに。



ということで今日のお題。


はい、バン。


『北米トレーニングセールのススメ』


花粉症まったく関係ないですね。



皆さんもこんな経験ありませんか?

POGで国内の良血馬はどうしても取り合いになり、10位くらいになると結構何を指名すればいいか分からない、適当に選んでしまう…

そんな時ありますよね。


最下位指名でノーザンホースパークのポニーを指名した人を知っていますが、そういう人はごく稀で、というより1人しか知らなくて、結構な人が、10位や20位といった、最下位に頭を悩ませるんじゃないかと思います。


そんな中助けになるのが外国産馬、いわゆるマル外

迷ってJOYやユージを指名するならジャニーズの若手を指名する、という人もいらっしゃると思いますが、パックンや厚切りジェイソンのような、日本人にはない面白さを持っている外国人がいるわけで。

まったく関係のない例え話ですね。


何と言ってもトレーニングセールで落札されるマル外の魅力は、ある程度完成されている、という点。
トレーニングセールに向けて、セールの試走で時計が出るように調教されるため、仕上がっているのがいいところ。

もちろんその後輸入する際に検疫で緩めることもあり、いい動きをしたから日本でも走る、と単純な話ではないのが難しいところ。

が、近年ノーザンファームを筆頭に調整力がアップしたことで、以前と比べて気性が難しいマル外でも何とかなるようになってきた点に注目。
それこそグラスワンダーほどの大物はなかなか出現しないものの、最低限2勝する馬、そして重賞でも走れる馬が出現する、それがトレーニングセール。


でも海外のセリを見るって、ハードルが高そう…英語訳すの面倒でしょ…
というそこのあなた。

大丈夫、僕高校の時英語、クラスで下から2番目とか3番目でした。
むしろ受験生にこそ、海外セールは見てほしい、英語と競馬の勉強になる。一石二鳥ではないか。



海外トレーニングセールを見る流れとしては、簡単に書くと、

1.カタログを見る
馬市ドットコムというありがたいサイトのおかげで、すぐにセリ会社のホームページに行ける。
主要トレーニングセールはカタログから試走、セリの中継まで全部見せてくれる。
現代って便利。

2.試走を見る
いわゆる公開調教。ゴールドシップが15着だった宝塚記念じゃないよ。
ただ時計が速いからいいわけじゃないのが面白いところ。
フォームや走った場所、馬場状態、風向き、色々考える要素がある。
基本は1ハロン追い。主流。たまに2ハロン追いがいる。
1F10.0を切ると速い、10秒フラットでもなかなか速い、という基準。

3.セールを見る
試走から3日後くらいが本番のセリ。
まず目に付くのは欠場の多さ。3割近く欠場する。
日本の最近のセリではちょっと考えられないくらい、北米のセリは欠場が多い。

公開調教でちょっといい動きだったりした馬は、セール本番前に交渉成立、セリに出てこない、という例が多々ある。
時差あるのにセリの時間起きてちゃんと見ている系男子としてはいい迷惑。
去年いい動きだったキトゥンズジョイとスマートストライクがどちらも何の前触れもなく欠場した時にはさすがにオコだった。

4.落札者と値段を見る
大体10分ちょっと後に、落札者の名前がサイトに出てくる。これはセリ会社によって違う。なあバレッツ。もう少し早くお願いしたいね。



日本人関連の名義は多数あるものの、気にしておきたいのは以下の名義。


Narvick International

ご存じ大正義Narvick。スーニ12万ドル、テスタマッタ7万ドルなど、信じられない低価格でG1馬を発見してくる驚異的な団体。
安過ぎる落札馬は現地で走る可能性が高いものの、牡馬は主にノーザンファーム系、アジアエクスプレスなどでお馴染み馬場閣下、バローズでお馴染み猪熊閣下に流れる。
牝馬は大体吉田和美ちゃん。和子ママというパターンもあり。

ここ最近マル外でG1馬になった馬は7割以上がこのNarvickの仕事と思っていい。代表のTさん、いつもいい仕事ありがとうございます。
Narvickだったら、シマウマの群れから走るシマウマを見つけることも可能だと思う。それくらいの眼力がある。

ファシグティプトンフロリダセールは勝已社長名義の場合が多い。


J S Company

いわゆる株式会社ジェイエス。代表が名門藤原牧場の藤原悟郎閣下ということもあり、どちらかというと日高系という扱い。
近年ジェイエスの名義で落とされる馬は矢作先生のチョイスによるものが多々。
馬主が林正道閣下になることがままある。

渋いところに行くことが多い。値段はそこまでではないものの、走る。
さすが矢作先生としか言いようがない。この人の相馬眼は海外セールを見てるとよりスゴいと思うようになる。


Kenji Ryotokuji

いわゆる了徳寺健二閣下。了徳寺学園長。通称学園長。
主要セールにはほぼ必ず代理人がいる。セリあるところに了徳寺あり。
何をどういう基準で買うのか読めないものの、スパイツタウン産駒を気にすることが多い。リエノテソーロ出て良かったですね。トレーニングセール組じゃないけど。

これは走らなそう…という馬を買うのもまた事実。当たり外れはあるものの、コスパは悪くない。
大体セールの購入者欄に名前が出てくるので、購入者欄が外人の名前ばかりで目が疲れた、という人の心のオアシス的存在。
だったらいいですね。


Masanori Taki
いわゆる田記正規閣下。株式会社日鳳代表取締役。昨年は設立10周年でしたね、おめでとうございます。
バレッツセールに出没。
安い馬から一発当てようとカタログを熟読されている姿勢を、陰ながら応援しています。
ルックスザットキルのような馬をまた落札できることを心より祈っております。



ちょっと前は栄進堂強いおもちゃ屋がいたものの、先代が亡くなられてからだいぶ方針が変わって出没が珍しくなってきた。
ノースヒルズはトレーニングセールより1歳セールでよく見かける。たまにいますね。




さて、ここまで書いたところで、これから行われる主要トレーニングセールのご紹介を簡単に。



ファシグティプトン・ガルフストリームセール

主な出身馬
・クロフネ
・エーシンフォワード
・ゴールデンバローズ
・アルビアーノ
・ストロングバローズ
・エーシンウェズン
・エーシンハーバー

今年は3月1日。主要トレーニングセールで一番最初のセール。去年までの名前はファシグティプトンフロリダセール。時差は14時間。
ケンタッキーダービー馬ナイキストがこのセール出身。
古くはクロフネを輩出したことでお馴染み。
クロフネのコンサイナーが、当時アメリカで吉田俊介氏が働いていた牧場の隣、という縁がなかったら、クロフネは落札されていなかったかもしれない。


近年の傾向として、このセールの試走に速い時計は求められない、これが挙げられる。
エーシンハーバーやゲンテン、ストロングバローズは1F10.4。これはそこまで速くない。

アルビアーノやゴールデンバローズは1F10秒フラット。
基本的に試走は全体的に時計が速くても1F10秒切るかどうか、というところに収まる。


このセリの判断基準は走り方にありそう。
ゴールデンバローズの試走はとにかく粗削りで、直線で蛇行しているとも思えるくらいの動き。それでいて1F10.0。まっすぐ走っていたら9秒台だったと思う。

ストロングバローズのフォームはそれとは逆に頭が下がり、身体をうまく使えていた。
新馬2着の後休養しているパンサーバローズもこちらに近いタイプ。

3月上旬という開催時期からか、バンバン試走で時計が出るというわけではなく、調整段階ということもあり、その時点ですでにフォームができているか、その点を気にしたい。
輸入してデビューできるのが秋口。即戦力を探すなら、ある程度フォームが固まっているタイプのほうが信頼感がある。


ただゴールデンバローズみたいに粗削りのタイプも魅力的で、多少粗削りでもノーザンファームなら矯正できる腕がある。粗くても時計が出てる馬も気にしたい。



あと注意したいのは、風。去年から試走映像がユーチューブになったことで映像が簡単に観れるようになった。映像右下に風向きと、風の強さが表示される点がポイント。

ガルフストリームパークは全体的に向正面から直線方向に風が吹くことが多く、たまに3角付近からゴール付近に吹く。
横風の時に馬の走りがブレていないか、そして好時計が出ても追い風の中で出ているものではないか、この点はしっかり観たい。





OBSマーチセレクトセール

主な出身馬
・アジアエクスプレス
・モーニン
・サウンドガガ
・エーシンレンジャー
・ソルティコメント

いわゆるOBSマーチセール。
『セレクト』とはいえ、トレーニングセールとしての信頼度で言えばファシグティプトンより下。
4月にあるOBSのスプリングセールよりはまだマシとはいえ、上場馬の上下の差が激しい。

ファシグティプトンガルフストリームは試走で全体的に時計が出ない場合が多いものの、OBSマーチは時計がファシグティプトンより出る。特にここ数年時計が速い。
1F9.8などが出ても、フロリダセールでいうと実質1F10.2くらいの感覚で捉えたほうがいい感じ。
上場馬が毎年増えていることもあり、質は上がりつつあるものの、その分走らない馬も増えた。時計が速いからいいということはない。


去年は大量欠場が発生し、合田先生が怒り始める事態に。
日本とはセールの文化が違うとはいえ、セール始まったら目玉が欠場して出てこないとか、今の日本では考えられない状況。
さすがに去年のことを考えて、欠場馬は少なくなる。はず。そう思いたい。


ファシグティプトンのほうがノーザンFは1頭あたりの値段が高く、OBSは値段がそこまで高くない。
10万ドルちょっとの馬はシルクなどクラブに流れる可能性もあり、1口でマル外を買いたい、という人は注目して損のないセール。

難しいのは、クラブ用の馬は血統的には大したことないのに、試走の時計が速い、というパターン。
ここ最近クラブに行く馬は大体このパターン。

上記したようにOBSマーチの試走時計は他のセールより早く、そんなに信頼できない。
時計が速いからいい、という認識が通用しない。


未だに忘れないのがアジアエクスプレス。
試走時計は大したことなかった。
セリに出てきた瞬間のあの馬体。
幅があり、筋骨隆々。なんで2歳のトレーニングセールで3歳馬売ってるのか不思議に思って血統表見たら、2歳って書いてあるんだもん。もうビックリ。
これは絶対走ると思った。POGで4団体指名するくらい惚れ込んだ馬。もうこれだけ惚れ込む馬は出てこないかもしれない。

逆にモーニンはそこまで手応えがなかった。結局1団体指名に留めたのも、あの頭の高かったフォーム。
いい馬感はあったものの、33万5000ドルはちょっとお高いんじゃないでしょうかと。
そしたらフェブラリーS勝っちゃいましたもんね。結果的に33万ドルは安かった。さすがNarvick。


選ぶ基準としては、時計は10秒フラットから10秒2で、落札額が25万ドル以上、という馬が一番手堅い。
時計が出ても落札額20万ドル以下という馬は割と地雷が多め。

ソルティコメントは試走で結構無駄があって、1F10.2。決して速いと唸るレベルの時計ではなかったものの、21万ドルだった。20万ドルがある程度の基準ラインになってくると思う。



3年前のこのセールで1頭のジャイアンツコーズウェイ産駒の牡馬に一目惚れしたことがある。
誰が見ても走ると思えるレベル。筋肉の塊。いい馬はこういう馬のことを言うんだなと、そう思った。
それが後にアメリカでブルーグラスSなどG1を2勝してケンタッキーダービーでも人気になったカルペディエム。

自分の中で、今でもこの馬はアメリカでいい馬を選ぶ基準。
この馬やアジアエクスプレスみたいに馬を見るために、自分は夜中までセリの予習したり、変な時間に起きてセリを見てるのかもしれない。





バレッツマーチセレクトセール

主な出身馬
・スーニ
・テスタマッタ
・ダノンレジェンド
・エスメラルディーナ
・ベストマッチョ
・チャーリーブレイヴ
・ヘニーハウンド
・ルックスザットキル

『バレッツ詣』という単語が登場するくらい、昔から日本人に人気のセール。
たぶんアメリカのトレーニングセールで一番日本で知名度が高いのはこのセールでは。

実際スーニやテスタマッタ、ダノンレジェンドという大物が登場…
しているものの、ここ数年急速に勢いが減退。

年々薄くなるカタログ。少なくなる上場頭数。売れなくなる状況。
正直今のバレッツマーチはファシグティプトンやOBSマーチ以下としか言えない。


バレッツマーチが2月末や3月頭だった時は速い時計出した馬が割とそのまま走る、そういうセールだった。
ナンチンノンやエスメラルディーナ、シゲルソウサイと、ある程度結果を出してる馬は大体が1F10.0か、9秒台。

が、ここ最近は1F10.0出しても怪しくなってきた。
去年1F9.8を出して46万ドルだったライバーバードは現在未勝利。
いやまあ確かに頭が高いフォームで、クビの使い方がキリンみたいな馬だったから心配はしていたけど、まさか未勝利とは…。
加速力に見どころのあった馬だけに、せめて現時点で1勝、500万で2着ありみたいな、そのくらいの戦績を想定してた。
合田先生が『怪物』と言っていただけにどこまで走るかと思っていたが…
合田先生の怪物候補、何年連続でコケたのかここ最近カウントしてなかった。
逆に合田先生が『粗削り』と言った馬は、経験上よく走る。

今年のバレッツマーチは現地時間の3月29日。
2月末開催の時はコンサイナーが仕上げ過ぎたり、ただ時計出せば売れると勘違いしているフシがあった。
それだけに、3月末だと2月末よりかは時計無理に出す馬は少なそう。

注目したいのは試走の時の鞍上のアクション。
3月末にガンガン押して時計出るような馬は大したことはない場合が多い。4月開催のOBSスプリングセールでよくある光景。
手があまり動かずに、まっすぐ走ってある程度の時計を出してくる馬を評価したい。
時計が遅過ぎてもダメだと思う。1F10.6以下はよほどいい理由がない限り評価を下げたい。10.4でも馬次第。


まあ色々言ってきましたけどね、やっぱり思うのは、バレッツがつまらないのは良くない、ということ。
バレッツが盛り上がらないといけないと思う。
いつまでもカタログの表紙がダノンレジェンドじゃいけないでしょ。
セリの試走の間に流れるVTRに何度ダノンレジェンドが登場したことか。


なんだかんだ掘り出し物からもいい馬が出てくるのがこのバレッツマーチというセリだったはず。
いい馬だなぁと思った後のチャーリーブレイヴが10万ドルだった時はビックリした。


でも一番の衝撃は、後のスーニが12万ドル、テスタマッタが7万ドルだったことに尽きる。

スーニは父がマイナーだったソトだったこともあるし、テスタマッタは父が今でこそ大種牡馬として北米に君臨するタピットとはいえ、タピットの初年度産駒でまだ話題になっていなかったこともある。

それにしても後のテスタマッタを7万ドルで落としてくるんだから、Narvickの相馬眼にはただただ驚くばかり。

こういう安い馬から当たりを見つけられるくらいのレベルに、いつかなりたいものですね。





OBSスプリングセール

主な出身馬
・ベストウォーリア
・ダッシングブレイズ
・エイシンブルズアイ

ザ・掘り出し物市。
掘り出し物ばかりで結局どれがスゴい価値があるのかよく分からないまま終わる。

去年も日本勢は大量購入したものの、走ったのがスーパーモリオンやズアーと、馬は良さそうだけど、出世に手間取っている勢。
ミニーちゃんことイーグルバローズは未だにデビューしてない。評判みたいだけど。


この掘り出し物市、時期が4月。
むかーしPOG雑誌に原稿書いてた時があったけど、この時期締切なんですよね、ええ。
だから雑誌に載らない、ノーマークな馬を指名できるという利点がある。正直マークしなくてもいい馬ばかりなのは内緒。

基本的にNarvickがジェイエスが落札した馬をマークしておきたいセリ。
去年アポロが5万ドルという謎の安値でキトゥンズジョイ産駒を買ってきて、しかもセール後直接取引、それが後のアポロオーランド。
まるで走らなかった。こういう明らかにヤバそうな系の馬も混じってる。


そもそもそれまで評判だった馬がこの時期のトレーニングセールにそんなホイホイ出てくるわけもなく、見どころのある血統の馬は大体3月までのトレーニングセールで行先が決まってしまう。

逆に言えば血統的に大したことなくても動きがいい馬が多いわけで、試走の全体時計もやや早め。
時計は10秒フラットが目安。選ぶならこの前後の馬。

血統的に目立たなかったエイシンブルズアイを17万ドルで栄進堂が引っ張ってきたり、種牡馬として実績が未知数だったマジェスティックウォリアーの子をNarvickが40万ドルも出して買って、それが後のベストウォーリアだったり、分かる人は分かるんだなぁ。ただただ憧れる。

ベストウォーリアの試走は今でもよく覚えてる。
いい馬だとはそりゃ思ったものの、頭が高いし、これで種牡馬としてまだどうなるか分からないマジェスティックウォリアーの子に、40万ドル…?と思ったもん。

そしたら今のこの活躍ぶり。
OBSスプリングセールは実は上記3つのトレーニングセールより奥が深い。


でも少なくとももう少しまともな馬が多いといいな…




ということで簡単にではあるものの、主要4トレーニングセールの傾向を簡単に書いてきました。

この時期はこの北米トレーニングセールに加えて、オーストラリアでイングリスマーチセール、マジックミリオンゴールドコーストセールというノーザンファーム出没セールがあったりする。
たぶん年間でも一番海外セールが面白い時期。

岡田牧雄先生が、競馬上達のコツについて、『とにかくいい馬をいっぱい見なさい』
と以前おっしゃっていた。
とにかく色々な馬が見れるのが海外セールのいいところ。

過去に落札された活躍馬の馬体を記憶し、セールに出てくる馬と比べて見る、これだけで非常に勉強になる。何せ1回のセールで何百頭とか出てきたりするわけで。

1歳セールだと気付かなくても、2歳になるとある程度競走馬として身体ができた状態で販売される。
その分比べやすいという利点がある。


皆さんもこの際、この時期の海外セールに注目してみてはいかがでしょう。


第2のアジアエクスプレス、第2のライバーバードが見つかるかもしれませんよ…?
posted by cris at 20:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月15日

入院やら競馬やら、正月からの雑記



・正月

家族と酒を飲み、友達と酒を飲み、知り合いと酒を飲み、とりあえず飲んでた記憶しかない。



・そんな入院

仕事始まって2日目。朝から何となく腹が痛かった。
昼間から増す腹痛。
夕方、座っているのも辛くなる。

午後3時くらいから、あまりの痛みで仕事をしていた記憶がない。
後にメール見ると資料作ってた。作った記憶がない。

自力で立てず、そのまま病院へ。即入院決定。
原因は先月の疲労やストレスらしく。

初詣で健康第一をお願いしてから4日目のことでした。



・病院にて

鼻にチューブね。これはもう無理。
ラッキーだったのはベテラン看護婦に当たったこと。採血の腕がプロ級だった。
いや、プロなんだけどさ。

近くの病室からずっとうめき声聞こえるし、鼻のチューブはキツいし、正月から何してるんだ俺は感しかなかった。



・おかゆループ

当然と言えば当然なんだけど、出てくるご飯はおかゆ。
『今日からおかゆが出ますよー』と言われ、ああ、ようやくメシか…
と思ったらお湯だった。

僕、地元が東北なもので、どうしても味が濃いものが好き。
それもあって、おかゆ続きは仕方ないとはいえ苦痛以外の何物でもなかった。
『今日からおかゆ変わりますよー』
ああ、ついに来たなって。おかゆループから解放されるなって。

ただ単におかゆの量が増えただけだった。
もう当分おかゆはいいです。



・そんな感じで

当分病院が近い生活が続きますが、ご心配お掛けしました。

このブログは競馬のブログでしたね、そういえば。
競馬の話をしましょう。

1週間競馬の話題にいつもより触れなかったおかげで、浦島太郎さん状態ですよ、ええ。



・デニムアンドルビーがフェブラリーSに挑戦するって話

デニムは1周で、3コーナーから極端な下り坂がなくて、スローで、馬群が固まったまま4コーナーを迎えるレースでこそ力を発揮する馬。
そう考えると半周短縮で、なおかつテンが速いフェブラリーには向いてない。
いくらトゥザヴィクトリーやサイレントディールを送り出したフェアリードールといえど。

もちろんフェブラリーがドスローになる可能性は否定できないし、あるとしたらそこなんだけど、ダート適性の有無やメンバー次第と、少々ネックが多過ぎて何とも。


でも、今回デニムがフェブラリー使う理由が『オーナーの意向』なのは気になるトコロ。
絶対神・金子真人閣下の意向でローテ変わった馬は前から結構いる。

古いところだとブラックホーク。
それまでマイルを中心に使っていたブラックホークは、『スプリンターズSを使ってほしい』という金子閣下の一言でローテ変更、スプリンターズSに短縮して見事勝利。

ピンクカメオのNHKマイルCも、当初陣営はオークス使う予定で、それをNHKマイルCに変更したのは金子閣下だった。
もちろんピンクカメオはいかにもNHKマイル>オークスだったとはいえ、あの人気ですからね。いくら単勝買ってたんでしょう。


金子閣下の『ローテ変更』、そして『馬名変更』、これは無駄に使えるので覚えておいたほうがいいかもしれません。



・今年も主要海外セールが始まった話

キーンランドジャニュアリーが始まると、ああ、今年もセール観る日々が始まったな、そう思いますね。
ジャニュアリーの『とりあえず馬であれば何でも売る』という雑多な感じ、嫌いじゃない。

珍しくジャニュアリーで新冠のラーメン屋の方がいたのはちょっと驚き。
海外セールでビッグレッドが繁殖を買う、これはそうないこと。
悪くなさそうな繁殖だけに、何を付けてくるか興味深い。


社台コーポレーション名義で落札された186番も興味深いところ。
母父がアンブライドルド系で、母母父がディキシーランドバンドとか、吉田兄弟の好きな血統集めてみました感半端ない牝系。ディープだけではなく、サンデー系全般、どの種牡馬ともある程度の成績を出せそうな繁殖。
逆に言えば、大きいところを獲るためには更なるプラスアルファが必要な配合。そこを社台がどう補うか、見もの。

マチカネキンノホシなどを輩出する名門牝系出身でもあり、血統表の近親欄にマチカネの馬が多い。
おかげで血統表にMACHIKANENIHOMBAREって書いてあって、1頭でだいぶ血統表のスペースが埋まっていたりする。細川ミクロンのおかげでアメリカの血統表作成担当者がなかなか苦労してるなぁ…


トレーニングセールも始まることですし、近々、『アメリカのセリを見よう』的なタイトルで1本書いてもいいかもしませんね。需要あるか分かりませんが。



・ノーザンファームがマジックミリオンでロードカナロア産駒を買った話

オーストラリアではマジックミリオンのゴールドコーストセールが開催。
オーストラリアは時差がほとんどない分のんびり見れる。

毎年1、2頭購入する吉田勝己社長。
今年買ったのはロードカナロア産駒の牝馬。37万5000豪ドル。
母はミッキーアイルの叔母アステリックス。
つまり先日フェアリーで2着だったアエロリットの妹。

…わざわざ37万豪ドル出す必要性is。。
大人の事情感が強い。



・ノーザンファームがミスエルテの姉を買った話

ノーザンファーム関係者に聞いたところ、どうもこの馬を買いにファシグティプトンに参加したとのこと。
そこまでやりますか。まあ後のリターンを考えると安いものですけど。

ここ数年のノーザンファームはこういうやり方を好む傾向がある。一族まとめ買いね。
ゴールデンバローズやベストウォーリアとかがそれ。
確かに、クラブやセレクトに出すだけですぐに元金ペイできるし、効率はいい。
繁殖牝馬輸入リスト見ても、どこの仕事か分かるから楽()



・ノーザンファームがマルペンサの妹を買った話

まあたぶんノーザンファームさんのお仕事なんでしょうけど、ホント、ノーザンのフットワークは軽い。
マルペンサはすでに亡くなっているものの、亡くなる前から交渉進めてたと思う。
マルペンサの全妹だし、まず間違いなくディープを付けてくるんでしょうが、さて、子どもはいくらで売れるんでしょうね…

育成力もトップクラス、フットワークもトップクラス、そりゃ日本のトップ取りますわね。
『お金があるからできる』、まあそれはそうなんだけど、お金があるだけで日本のトップは取れないんだよね。



・ヴァーミリアンがイーストスタッドまで行った話

いい種牡馬だと思いますけどね。イーストは環境もいいし、のんびりやってほしい。遠いけど。

どうしても血が濃いという難点はあるものの、50万円という種付け料と、産駒のデキを考えると、イーストでも魅力で言えば上位感。

最近キングマンボ系種牡馬が一気に増えた分競争は激しいでしょうが、頑張ってほしいところ。
イーストには同じキングマンボの神種牡馬ルースリンドがいるんだよなぁ。


そういえば、前に社台ファームの某方と馬の価格の付け方の話になったことがある。
『種付け料というベースの上にリザーブ価格が存在する』という話はなるほどなと思った。

いかにいい馬だろうが、50万の種付け料の馬の子どもだとリザーブもそれなりの値段になる。もちろんそこから値段が上がる馬は上がるものの、生産者側としてはリザーブが低くなるというリスクを踏まえて考えないといけないから難しい、と。
種付け料考える側も大変ですね。



・マーティンボロがフランスで種牡馬になった話

いいことでしょう。
フランスで種牡馬入り、ということは、またパトリック・バーブ先生の仕事かな。
相変わらずいい仕事をする。

エキストラエンドは残念だった。海外種牡馬入りオファーが複数あったのに破談。
種牡馬入り先が社台ファーム。残してみたい血だよね。どこかのスタリオンで枠が空けばいいんだけど。

この社台ファームの功労馬厩舎、なかなかスゴいメンバー。
一度見学した時にビックリした。

社台系の主要なところはほぼ全部見たけど、一度、ブルーグラスファームは見学に行きたい。
今年の目標にしちゃおう。



・ミンナノユメノセテ

静内農業高校が生産して、それを『ノボ』の冠名でお馴染みLS.Mが買ってデビューさせようとしていたミンナノユメノセテ、1月5日に競走馬登録して1月8日に登録抹消。ああ…。



・ナルハヤ

やはり陣内孝則閣下が馬主でしたか。
JBISには早くからその内容で登録があったものの、入厩して何週間経とうが一向に馬名登録されず。
年明けて、ようやく登録。

この人は自分が出演していたドラマから名前を付けるという場合がある。
今回のナルハヤは『超高速!参勤交代』から取ったんですかね。



・年度代表馬に該当馬なし

まあJRA賞投票に関してはもう毎年話になっていますし、今更何がどうっていう話ではないんですけどね。
自分の中の哲学、考えに基づいての投票なわけで、他の人が誰にどう投票しようが別にいいと思う。気持ち的には。

ただ、年度代表馬に該当馬なしが1票入ったことに関しては、それでいいの?と。
投票しなかった方々にも、該当馬なしを投票した人も、それぞれに事情や思想があると思う。

それでもね、投票する側の責任、これは投票する側にもっと真剣に考えてほしいところ。

権利を与えられた人は、それに対する責任、そして勉強が必要だと、個人的には思いますね。
posted by cris at 19:19| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

お知らせ


筆者体調不良で入院のため、数日間ブログをお休みさせていただきます。

楽しみにされているごく一部の方々、申し訳ありません。


中山金杯
◎シャドウパーティー


京都金杯
◎ケントオー
posted by cris at 15:23| Comment(32) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする